例によって私は、神社のことをまったく調べずに訪れました。
だからSちゃんから玉石社の話を聞いていなければ、たどりつくことなく帰ってしまっていただろうと思います。
神社はできるだけ一人で行こうと思っている私ですが、今回はSちゃんと一緒に来てほんとに良かったな~とありがたく感じることが何度もありました。
私たちは鳥居をくぐって本殿を目指しました
玉置神社の駐車場はとても開けた景色で、山々の折り重なる風景が絵はがきのように美しいところです。
駐車場でトイレを済ませて、入り口付近にある小さな食堂兼お土産屋さんでお茶を買って出発♪
大きな鳥居をくぐると、整備された歩道が続きます。
参道は途中で、鳥居のある下りの階段となだらかそうな道に分かれています。
私たちは下り坂の参道を行きました。
そういえば、途中に修験道が通る道と合流するところがありました。
この山の中をやってくるんだな~と思うと感慨深いです。
海抜1000mほどの山の上です。
駐車場から15分ほど歩いて、手水舎のところにやってきました。
玉置神社の御本殿に行く前に……!
手前にあった県内随一の大きな杉に改めてびっくりしつつ、御本殿を目指します。
さてと♪私が喜び勇んで本殿を参拝しようと階段を上ると、ふとSちゃんが
「先に玉石社から参ろう!」
と言います。
はて?玉石社とは?
私はホームページを調べていなかったので、どこにあるのか、どうして先に行くのか分からずにいました。
摂社・末社ならご本殿の近くにあったような気がする!
と言って階段を上りますが、玉石社は見当たりません。
夫婦杉や神代杉のあたりを見つつ私は参拝しましたが、Sちゃんはなんとしても最初に玉石社に行かねば!と思っている雰囲気です。
御本殿横の若宮社と神武社の間に白い玉石を見つけたので、ここじゃない?
などと私は言いますが、Sちゃんは納得がいきません。(実際に玉石社はここではありません)
道が続いている方向へと、とりあえず行ってみることにしました。
社務所を通って、三柱社(別名:稲荷社)の前まで来ました。
それでも分からずにウロウロ。
どうやらまだその奥に続く道を見つけて、ようやく道をみつけました!
玉石社は、三柱社の裏手にある出雲大社教の前を通り過ぎてさらに奥に進みます。
そこから少し急な傾斜の山道を登って行く道があり、この中腹にあったのです。
あ~良かったよ~!Sちゃんがあきらめずにいてくれて!
私一人なら、絶対ここにたどりつけていません。
「ここから玉石社までは徒歩20分」との看板が出ていました。
距離にするとそれほど遠くないようですが、なにしろなかなか険しい山道なので、それくらい時間がかかったように思います。
けれどこの山はとてつもないパワーがあって、登り始めると全身にエネルギーのみなぎる感覚がありました。
シャキッと目が覚めるような感じです。
身体全身の細胞がひとつひとつ目覚めていくような感覚です。
とても気持ち良く、汗をかくほど温まっているのに鳥肌が立っていたので、何かいい波動を受けているのだろうと嬉しくなりました。
まず最初に玉石社を参拝する理由
あとで調べたところ、この玉石社こそが玉置神社の基となった場所でした。
社殿はなく、玉石がご神体となっています。
たくさんの白い玉石が敷き詰められた中に、ご神体の黒い玉石の一部が見えていました。
大きな玉石は地上に埋まっているのです。
神武天皇が東征の際に、八咫烏に先導されてこの地に十種神宝を鎮め武運を祈ったんだそう!
その後も役行者や空海さんが宝珠を鎮めています。
そして大峯修験道においては玉石社を聖地と崇めて、本殿より先に礼拝するのが習わしとなりました。
これをSちゃんは見ていて、先に行きたかったんですね。
Sちゃん、ほんまありがとう!(^0^)/
そのあと「ここまできたなら!」と玉置山の山頂を目指しました。
山頂に鐘をつくところがあったので「さっき聞こえてきたのはこれね!」と喜んでカンカン鳴らします。
本来は熊よけか何かなのでしょうか?
私にとっては山頂まで来れた喜びの鐘となりました。
山頂のお地蔵さんをお参りして、来た道を戻ります。
そのあと心から安心して、御本殿へと向かいました♥(ˆ⌣ˆԅ)
おみくじを引いて心底ショックを受ける
御本殿をお参りしてから、おみくじを引くことに。
実は昨晩から、ワクワクと何をお願いしようか考えていました(笑)
やっぱり結婚?
いや、その前に仕事が軌道にのるように?
でも先に恋愛について?
と結論が出ないまま、境内に入ってからも考えていました。
とりあえず出会いたい彼は、優しくって~それから~(人’∀’*)ウンタラカンタラ
で、いざおみくじ!
がーんっΣ(゚д゚lll)
久々に見た末吉もさることながら、恋愛が……
「あきらめなさい」ってなんなんですか~っ(T_T)エ~ン
しかもなんだかピシャリと言われた気がしました。
恋愛=あきらめなさい
恋愛はあきらめなさい!!
とグルグルまわり、心底ショックです。
大吉を引いて「まさに今の私への言葉!」と喜んでいるSちゃんの隣で、ガクーンと落ち込んでしまいました。
わたしの恋愛が……(´;︵;`)
Sちゃんはすぐさま私を元気づけてくれますが、どうもショックが大きくて。
もう玉置の神様に見放されてしまったくらいの感覚でいました。
するとSちゃんが、
「結婚したいなら、今までみたいな恋愛の感覚ではダメってことよ!」
と解釈に角度をつけてくれます。
なんと優しいの~ありがたい。
そう言われれば、そんな気もしてきます。
神様が見放すことはないと知識で知っていても、ストレートな言葉にガツンとショックを受けましたが、確かに今のままではいけないと警告してくれているに違いありません。
Sちゃんの細やかな優しさや愛の深さを知りながら、境内をあとにしました。
【玉石社から参拝するルートはこちら】玉置神社の色々を教えてくださる食堂のおじさん
昼過ぎには神社を出発して本宮でランチをするつもりでしたが、迂回やら山頂までの道のりを計算していなかったこともあり、駐車場に戻ってきたのが15:00でした。
玉置神社には2時間ほど滞在していたことになります。
ドライブ最初に「熊野へ行くなら”めはり寿司”と”さんま寿司”は食べたいよね!」と言っていたその二つがまさに、このお店にはありました( ´ ▽ ` )ノ スバラシイッ!
こちらで遅ランチです♬
他にうどんや牛丼も頼み(めっちゃ食べる!笑)食事を待っている間に、おじさんが玉置神社の細かな地図と歴史について書いた手作りのチラシをくださいました。
駐車場⇒山頂⇒玉石社⇒御本殿のルートがある!
そこで教えてもらったのですが。
玉石社を始めに参拝するためには、駐車場からまず山頂を経由して、山を降りて御本殿に向かうルートがあるんだそうです!
駐車場から見えている鳥居はくぐらずに「玉置山登山道」を行くのです。
「玉置山登山道」は駐車場から少し来た道を戻ったところの道路から、山へ登っていく細い道が、それでした。
小さな看板が出ているので必ず分かりますよ。
ここから約30分ほど山道を歩くと山頂に到着するんだそうです。
そうすればヒーヒーと山を登らずに、しかも玉石社を最初にお参りして本殿に向かうことができるんですね!(もしかしたら登山道も険しいかもしれませんが……)
そう言われると、本殿で山側からやってきたらしい人たちとすれ違ったことを思い出しました。
次回はこのルートで行こう!とSちゃんと約束し(❁´ω`❁)
こちらでもらった地図が分かりやすかったので、ぜひみなさんも寄ってみられるといいな~と思います!
なによりおじさんが癒し系なんです(*˘︶˘*)/
大仏さんのように眉間にぽっちがあって、優しいオーラがふわ~と出ています。
空海さんや最澄さんをそばで見てきたかのような話しぶりがとてもおもしろくって、もしかしてこの人は仙人で永遠にここにいるのではないかと思えるほどでした。
おじさんは森林組合(だったかな?)も兼任されているようで、お守りになるムクロジの話も教えてくれましたよ。
ここでの滞在にとっても癒されて、ようやく私のショックは回復!!✧٩(ˊωˋ*)و✧
予定外に一日がかりとなったのですが、来られて良かったなーとしみじみしました。
今回お話を交わした神職さんやすれ違ってあいさつした方、癒しオーラのおじさんも含め、とてもみなさん穏やかで素敵な時間を過ごせました。
私もSちゃんのように愛を持って他者と接し、ここで会ったみなさんのように心穏やかに過ごしたいな~と勉強にもなった一日でした♬
※※※玉置神社の参拝順序について、神様と会話ができる桜井識子さんもブログをアップしてくれていました。順序はまったく関係なく、桜井さんご自身はほぼ玉石社に参拝していないそうです!なのでご自身のお好きなところからご参拝くださいね♬ 桜井識子さんのブログ「熊野三社」はこちら!
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