疑いもしていないけど、本気で信じているわけではないというか。
「そういうもの」として受け入れてるけど、実感はしていなかったんだと思います。
こんな言い方をするのは、昨年、身をもって実感したんです。
うちの地域ではお盆が明けてから精霊送りの慣習がまだ残っておりまして。
川にお別れに行くんですね。
で、そのときに仏具の鉦吾 ( しょうご ) をカンカンと打ち鳴らしながらお送りします。
昨年私はその時に、般若心経を唱えていました。
般若心経を唱えながらお送りするのは初めてのことです。
すると唱え終わる頃に、ふいに祖母が「ありがとう」と言ったような感覚が伝わってきました。
急激に私は泣きそうになり、そしてお別れのさみしさみたいなものがこみ上げてきたんです。
「あ、今本当に帰っていったんだ…」
と思いました。
お盆の間に、自宅で何かを感じたことはなかったのですが、帰り際に猛烈に実感したんです。
祖母が本当にこっちに帰ってきてたんだな、って。
で、そこから実感を伴って、お盆にはご先祖様が帰ってきていると思うようになりました。
そして今年のこと。
祖父の家の仏壇にお参りに行ったとき、玄関を入る前の庭でふと祖父が
「お~ぷれな、来たんか」
と嬉しそうにニコニコした笑顔でいる祖父の顔が浮かびました。
祖父の家に訪れてそんな風に感じたのは初めてです。
去年のこともあったので「あ!祖父も帰ってきてるんだ!」と嬉しく思いました。
嬉しく、っておかしな表現なんですが、そんな風に思いましたよ(❁´ω`❁)
きっとご先祖様も子孫に会うのを楽しみにしてるんでしょうね。
とってもいい笑顔でした♪
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