お元気ですか、ぷれなです!
今日は「言葉」とハッピーの関係について、日ごろ思っていることです。
この記事の内容
- 意識的にポジティブな言葉を使うと良い理由
- 言霊と縁起かつぎ
- マザーテレサの言葉
- 言葉と思考と行動は繋がっている【実体験】
意識的にポジティブな言葉を使うと良い理由
言葉の持つ力は、想像する以上に大きなものです。
それを裏付ける習慣や言葉について、みてみましょう。
言霊と縁起かつぎ
日本では古くから言霊が信じられ、言葉そのものに力が宿ると考えられてきました。
今も、結婚式やお祝いの席では「切れる」「別れる」「戻る」などをイメージさせる言葉はタブーとして使いません。
会が終了することも「お開きにする」としたり、最後を「結び」と言い換えたりします。
また忌み言葉を題材にした落語がたくさん残っているのも、言霊が日常生活に根付いていたからでしょう。
でっちや太鼓持ちが「上がる」「当たる」などの縁起の良い言葉で機嫌を取るお話などは、次々とポジティブな言葉に言い換えるさまが痛快です。
「するめ」を「あたりめ」に、「切り身」を「お刺身」にと、言葉を言い換えるのも縁起かつぎからきています。
マザーテレサの言葉
愛の人として知られるマザーテレサは、次のような言葉を残しています。
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから
順を追っているので、すごく分かりやすく心に響きます。
無意識にしている普段の思考や言葉が、積み重なって性格や運命になると思うと、言葉選びの重要性がみえてきます。
言葉と思考と行動は繋がっている
マザーテレサの言葉にもあるように、言葉と思考と行動は密接に関係しています。
なかでも口癖は、その人の思考の癖がよく表現されています。
これは脳で考えた思考が、無意識に言葉になっているからでしょう。
逆をいえば、意識的にポジティブな言葉を使うことで、無意識に脳をポジティブな気分にさせることができますよ。
具体例をあげてみます。
「最高やん!」と言ってみる
父の口癖は「サイアク」です。
何かうまくいかないときや予想に反したときに、すぐに言います。
笑いながらネタのように言っていますが、父は「うまくいかないこと」にフォーカスする思考の癖があります。
一方で、従業員から厚く慕われる社長の友人に注目してみました。
友人の口癖は「最高」です。
何があっても一番最初に出る言葉は「最高やん!」と言います。
ちょっとした小さいことにも「最高やな」と反応します。
ごく自然に口に出していて、友人は「うまくいっていること」にフォーカスする思考の癖があるようです。
この対照的な2人は、自分の口癖にフォーカスして、物事を探しているようにもみえます。
「サイアク」なことを探している思考の癖。
「最高」なことを探している思考の癖。
父にも、その口癖は良くないんじゃないかと何度か伝えましたが、気が付くとすぐに戻ってしまい、なかなか口から離れません。
そしてよくニュースを観て怒っています。
「いつもありがとうございます」と言ってみる
前職の接客業は「言葉には言霊があるので、前向きな言葉を使いましょう」という習慣が根付いている社風でした。
具体的には、社内メールの書き出しは「おつかれさまです」ではなく「いつもありがとうございます」を使う。
お客様のお見送り時には「ありがとうございました」と完了形にするのではなく「ありがとうございます」とご縁が続くようにお声がけする、などです。
「ありがとうございます」とお客様をお見送りするうちに、気持ちよくお帰り頂けるようなポジティブな話題を探している自分に気づきました。
ポジティブな言葉を使うことで、思考が変わり行動に影響した経験です。
「しあわせ」と言ってみる
かれこれ7年ほど前の話になりますが、とても親しい友人の家族にご不幸がありました。
これからたくさんの幸せが待っていると思っていた矢先の突然のできごとで、そばにいる私でさえ喪失感がぬぐいされずに、よく一緒に泣いていました。
彼女は会うたびに泣いて、その悲しみに触れ、どうすることもできずに私も泣いてしまうのです。
ある日一緒に、子供向けのテレビ番組を観ていると「しあわせ」の歌が流れてきました。
題名は忘れてしまいましたが、覚えやすいメロディで、歌詞に何度も「しあわせ」という言葉がでてきます。
私たちは何気なくテレビに合わせて歌いました。
一緒に聴き入っていた、まだ小さな娘さんをあやすつもりだったかもしれません。
「しあわせ」と口ずさむたびに、今ある「しあわせ」をかみしめているような気分になり、心が穏やかになっていく気がしました。
私たちは「しあわせ」と口にしたあとで「当たり前の日常なんてないよね。生きてるってことだけで幸せやね」と話し、また泣きました。
幼い娘さんは歌いながら泣く私たちに驚いて戸惑っていましたが、わたしたちは明らかに悲しくて泣いているわけではないことが分かっていて、本当に幸せな時間が流れていました。
私たちは「先に幸せって口にしたら、本当に幸せになる!」と発見したことを喜び、それからしばらく「しあわせ」を連呼しました。
ポジティブな言葉を意識して使うとき、まだ実感が伴っていなくても、先に声に出してみてください。
その言葉の通りに、気持ちが変化していくのを感じることができます。
まとめ:意識的にポジティブな言葉を使うことでハッピーになれる
私たちは「幸せになるためには、一生懸命努力して成功する必要があり、成功したあとに幸せが待っている」と思いがちです。
でも実際は今ある幸せを感じることが、さらなる幸せを繋いでいるのです。
意識的にポジティブな言葉を使うことは、脳をポジティブな状態に持っていくので根本からハッピーになれますよ。
意識してポジティブな言葉を使って、ハッピーな毎日を過ごしましょう。
-
言葉を選ぶことの重要さを実感したはなし
旅の途中に出会った素敵な方々に「夢を語る」のインタビューをさせてもらいながら気がついたことがあります。 それは・・・みんなの言葉がとても力強いということ! あいまいな表現や「~と思う」というような言葉 ...
続きを見る