沖永良部島のゲストハウス滞在中に仲良くなったお客さんと3人であちこち行ってみることに。
そのうちの1人は1年近く沖永良部島に滞在していて「後蘭孫八城跡は地元の人もおすすめのパワースポットだと言っていた!」とのことで訪れてみましたよ♪
沖永良部島の後蘭孫八城跡は古代のパワーを感じる場所
まず感想は・・・「とっても素敵っ(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ”」
森の中にある城跡で、今も石垣が残っています。
奥まで進むと「台所」の跡とか「母屋」という風にたくさん看板があって、当時をしのぶことができます。
城跡にたどり着くまでの道が2通りあって(もしかしたら3箇所目の入り口もありそうな感じでしたが)、道中はトトロが出てきそうな雰囲気で♪
精霊とか住んでそう!
木漏れ日が心地いいです。
実はここもまたお気に入り過ぎて沖永良部島滞在中に2度訪れたのですが、1回目は入り口に後蘭孫八さんのお墓がある南口から入りました。
2回目は後蘭字公民館側から入って、最後に孫八さんのお墓に出てくる感じ。
引き返さなくてもぐるっと回れます!
1回目は気がつかなかったのですが、孫八さんはなんとなく豪快で懐の深い感じなのかなと思いました。
2回目は一人で訪れたこともあり、駐車場にあった看板をしっかり読んでいると…
『ヌルバンドー』との文字が。
説明書きには…
世之主ロード説明板
⑨後蘭孫八の墓・ヌルバンドー
道をはさんで南と北には石囲いの古い墓が二つある。道の北側の孫八の居城跡入口にある墓は孫八の墓で、南側の小高い岩の上にある墓はヌルバンドーといわれ、ノロの墓である。
と書いてありましたよ。
実をいうと、お墓はちょっと避けているぷれな。
昔の偉い人のお墓であっても、私自身プロテクトがきちんとできていない自覚があるので、できるだけ近づかないようにしています。
とはいえ奄美の宇検村生涯学習センターや、徳之島の郷土資料館でノロの話をしっかり読んできたところだったので、とっても興味がわきました!
一目みてみようと探します。
探します。探します。
歩きます。歩きます。
しかしそれらしきお墓がまったく見当たらず…
うむむ・・・(´·ω·`)イッタイドコニ・・ヌルバンド~~
案内図をのぞきこみ、歩いてみて、ふたたび案内図まで戻り、を2回か3回か繰り返し。
ウロウロしていたのですが、どうも見つけられません。
もう今はないのかな~、いや、ノロの墓だと分かっていて取り壊すことなんかありえないだろうし。
と思いつつ、もしかすると今の私が行っては行けないということなのだろうかとよぎります。
とはいえ、なかなか見つからないので帰ることにしました。
後蘭孫八さんのお墓にご挨拶をして、車に乗ろうとしたとき『世の主神社』がふっと脳裏をかすめたので、世の主神社に向かうことに決めて。
その後ちょうど駐車場を出る瞬間、隣のミカン畑にいたご夫婦が作業を終えて帰ろうとしているのが見えました。
もしかしたらご存知かもしれないと思い、すぐさま車を降りて聞いてみると、なんとご主人は後蘭孫八さんの子孫にあたる人だとおっしゃるではありませんか(≧▽≦)!!!
良かった~声かけてみて!良かった~粘っててお会いできて!の境地です。
ヌルバンドーはどこにあるのか聞いてみると、通常はお参りできない私有地内にあることがわかりました。
自動販売機の位置が変わったのか、案内図に書いている場所ではありませんでした。
道を挟んだ(上記写真の左側)ところにある、大きな木の下にヌルバンドーがあるそうです。
実際には見られませんでしたが、場所が分かると気が済みました♪
またまた例によって、私は何も調べずに後蘭孫八城跡に来ていましたが、孫八さんは世の主さんに仕えていた方だそうで。
しかも四天王のうちの一人で、相当お強い方だったようです。
子孫の方いわく、
「もともと後蘭孫八さんの城は、今の世の主神社がある場所にあったんだよ。けれど山の上に位置するからね、世の主さんより家来の孫八さんの城が高い場所にあることになる。それで、城の南側を守りなさいと仰せられて、この後蘭孫八城跡の位置に城を建て替えることになったんだ。」
と教えてくれました。
「わ♪ちょうど今から世の主神社に行こうと思ってたんです!」と嬉しくなって。
そうか!孫八さんは世の主さんに仕えていた人なのね~と。
もしかして世の主神社に行こうと思ったのは私の意思ではなく、孫八さんの気持ちをキャッチしたような気がしてきます。
優しいご夫婦にお礼を言って、世の主神社に向かいました。
沖永良部島にある世の主神社は世の主さんを慕う人の気持ちを感じられる場所
グーグルマップで世の主神社と入れると、こちらの階段に到着しました。
ただし現在は、階段の石積みが崩れていて復旧作業中のため立ち入り禁止になっていましたよ。
といっても、もう少し進んだところに駐車場もある『花の郷公園』があり、こちらから歩いて世の主神社に行くことができます。
世の主さんの居城跡に神社をつくったようで、「世之主の城跡」とも書かれています。
小高い山の頂上に神社と城跡があり、とてもひらけた場所になっていて遠く海まで見渡せました!
整備されていて、とってもスッキリしています♪
神社自体は新しい建物のようです。
この神社の目の前には、まっすぐ空に向かって伸びるように、大きな鳥居が立っています。
ここがまたとんでもなく気持ちいい場所!
あいにく雲の多いお天気でしたが、晴天ならさらに最高だろうなあと想像できます。
しばらくこの心地いい空間にいたいなぁと思い、参道の隣にあった階段に腰かけてしばらく神社を見つめていました。
すると、とっても世の主さんを慕う人々の気持ちが伝わってきます。
孫八さんも世の主さんのことが大好きだったんだろうな~と感じました♡
もしかしたら「自分が尊敬してやまない世の主さん」のところにご挨拶に行ってきなさいよ、ということだったのかなと。
君主を思う深い気持ちとか、人の情熱に触れたからでしょうか?
なぜだか分かりませんが、ちょっと涙ぐんでしまいました。
世の主さんはきっと島中の人に愛されていた人だと思います。
お墓には寄り付かないぷれなのことなので、世の主さんのお墓には今回行っておりませんが、世の主さんはこちらの神社にいらっしゃるんじゃないかな~と思いながら。
ここに来られて良かったな~とほっこりして帰りました(❁´ω`❁)
LOVE&PEACEな感じの場所で、とってもおすすめです!
訪れた日:2022年1月5日(水)、1月10日(月)