人は誰でも無意識の中に過去世を記憶しているといわれています。
自分はなぜこの時代に、この場所に生まれたんだろうか、と考えることはありませんか。
スピリチュアルな面だけでなく心理学的な観点も織り交ぜながら、過去世を知り良い影響を受け取りましょう。
最近、ふと気になって手に取った本に、過去世を知ることで、今に良い影響を与えることができると書いてありました。
過去世を知るだけで良い影響がある!だなんて、自分の過去世にめちゃくちゃ興味がわきます。
私が、自分の過去世を探っていく中で感じた新たな発見は、私だけでなく誰にでも起こりえることです。
もしも過去世に興味を持ったなら、一緒に少しの間だけ、意識を自分の過去世に集中してみませんか。
自分の過去世を知るメリット

過去世を知るということには、自分のルーツや本質を知って現在に活かせるというメリットがあります。
人は何度も生まれ変わっているとするならば、その人生を歩んだ経験値があるはずです。
わたしたちは誰もが、過去世においてさまざまな経験を積んでいます。
成功していたなら成功の秘訣を、失敗していたなら失敗しない方法を、現世に活かすことができる経験を記憶に刻んでいます。
今、認識として覚えていなくても、わたしたちは既に知っていて、今に活用できるのです。
過去世とは何なのか

前世と過去世の違い
前世とは、現在生きている人生のひとつ前に生きていた人生です。
過去世は、ひっくるめて過去に生きていた人生のすべてを指しています。
ちなみに曲の「前前前世」は、「何度生まれ変わっても君を探しだせるくらい愛してるんだ」というニュアンスがあるので、3つ前の人生ではなく過去世を強調する意味で使われているんだと想像しています。
どの時代に生まれても、同じ人を好きになりたいなんてロマンチックですね。
過去世があるかどうかは愛の存在を信じるのと一緒
昔から宗教的な考え方やスピリチュアルに興味を持っていたので、過去世の存在をなんとなく信じていました。
おばあちゃんっ子だった私は、仏壇の前で南無阿弥陀仏を唱えることが日常だったのです。
仏教においては、人は何度も生まれ変わるといわれ、これを輪廻転生と呼びますが、厳密なことはさておき私は、繰り返し人生を生きるというシステムを肯定しています。
見えるものも、見えないものも信じたい。
すぐに相手を否定するのではなく、中立な立場に自分はいたいと、小学生のころから感じていました。
たとえば、「愛」を見たことはありませんが「愛」を感じることで、存在していると信じられるのと同じようにです。
その延長線上で、私は過去世を否定しません。
そして「過去世はやっぱりあるに違いない!」と思ったのは、ある夢を見たことがきっかけでした。
これって私の過去世なのかもしれないと信じた夢の話
かれこれ5年程前のことだったと思います。
ある夜、私は夢を見ました。
夢の中で私は、大きなワニをてなずけています。
狂暴そうなワニに見えますが、私に恐怖感はありません。
もしかしたらそのワニを飼っているのかもしれない雰囲気すらあります。
どうやら私は、そのワニの上を乗り越えようとしているようでした。
ワニに向かって「トナック!!」と大きな声で叫びます。
ここで目が覚めました。

たったこれだけの夢です。
「なんだろう?飼っているワニの名前がトナックだったのかな?」と思いました。
ワニの風貌も「トナック」と大声を出した感覚もリアルだったので、目が覚めたあともずっと鮮明に覚えていました。
はて、聞いたこともない単語。
英語なのでしょうか。
「トナックてなにー?」と思いつつも、何かヒントになることがあるかもしれないと思い、検索してみました。
すると、なんと!
「トナック」という単語そのものがヒットしたのです!衝撃的でした。
「トナック」は、チェコ共和国で今も実在している、1799年に創業した老舗帽子メーカーの会社名だったのです。
チェコという国にも帽子にもさほど興味がない私が、知るはずもなかった会社名が夢に出てくるなんて、これには何か意味があるに違いない!
そう思いつつも、そのまま時は流れます。
もう一度あの時の夢について調べてみると
「過去世を知れば今に良い影響を与えることができる」と読んだことで、改めて「トナック」の夢を思い出しました。
やっぱり私の過去世に、チェコが関係しているのかもしれない。
そう思って再度、トナック社とワニについて調べてみました。
トナック社・・・トナック社はノビーイーチンというチェコで3番目に大きな都市を拠点とし、高級フェルト帽子を製造している老舗の帽子メーカー。ウサギの毛からフェルトを作り、完全な手仕事も含めた100ほどの工程を経て、手間暇かけて一つの帽子を作り、世界50ヵ国以上に輸出チェコにおける帽子文化の保護や産業振興に大きく関わっている。
注目したのは帽子の形でした。
どうやら拠点のノビーイーチンでは、紳士用のフェルトハットを専門に作っているようです。
手仕事で丁寧に作られた帽子の形の種類はそう豊富ではなく、上品にトップ部分がへこんだ形がメインのようです。
その紳士用の帽子の形が、まさに私の好きなハットの形でした。
てっぺんがへんこんでいて、フロントの両サイドがくぼんでいる形です。

どうしても気になって購入した帽子
この帽子は友達が勤めていた婦人靴のお店に行ったときに購入したのもので、本来は婦人靴を買いに来たお連れの紳士をターゲットとして入荷した帽子とのことでした。
私は夫人靴の店に行っておきながら、どうしても気になって気になって、何回も被ってみてやっぱり欲しくなって、靴ではなく帽子を買ったのでした。
しかも紳士用の帽子をです。
思い起こせば、このハットの他にも、この帽子のような形をした麦わら帽子も持っていました。
どうしてもこの形に惹かれてしまうのです。
チェコとワニの関係・・・ブルノの町の旧市庁舎には、ワニが天井から吊り下げられており、ある伝説がモチーフになっている。伝説には諸説あるがその一つには、昔々ブルノにあるスヴラトカ川にドラゴンが居て、お腹が減るとなんでも食べてしまうので人々から恐れられていた。ドラゴンにほとほと困っていたところへ、肉屋の旅人がやってきて、牛に生石灰を詰めた餌をドラゴンに食べさせ、見事に退治したという伝説。ブルノの人々がドラゴンと恐れていたのは、それまで見たことがなかったワニだったが、今もブルノドラゴンと呼ばれ、街のシンボルとして親しまれている。
現在もブルノ旧市庁舎の通路に吊るされているワニは16世紀からあるものだそうです。
トナックとワニとチェコが、繋がりました。
もしかしたら私の前世は、1800年代にチェコにいた人物なのでしょうか。
トナック社で働いていたのかもしれないし、ワニの通路を通って市庁舎で働くトナックの帽子をこよなく愛した人物だったのかもしれません。
チェコについて俄然興味がわいたので、今後も調べてみようと思いつつ、いつの日かチェコに行ってみたくなりました。
スメタナの「モルダウ」に涙して再びチェコが気になる(2025年追記)
すっかりトナックの夢のことを忘れていた2025年1月のことです。
なんとなくショート動画を次々に観ていたときに、
外国のピアニストが街中でクラシック曲を演奏し、周りにいた人たちが聴き入っている、というシーンがありました。
その曲は有名な曲だったので、クラシックに明るくない私も聴き覚えがあったのです。
といっても「あ、この曲知っている!」というその程度。
なのに、この時に曲を聴いているとなぜか涙があふれてきました。
ポロポロと涙があふれ、悲しいというかやるせないような、切ないような、そんな気分になるのです。
その曲名を調べてみると、チェコスロバキア出身の作曲家スメタナが描いた
連作交響詩「我が祖国」の第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」だということがわかりました。
モルダウはドイツ語で、ヴルタヴァはチェコ語の表記だそうです。
しかもこの曲が作曲されたのは1874年11月から12月で、初演は1875年4月なんだとか!
ますます1800年代(しかも後半)のチェコでの過去世があるように思えてきました。
曲を聴いて切なくなったということは、私にとって思い出したくない過去なのかもしれません。
自分の過去世を知るための5つの方法

たくさんある過去世の中でも、直近の前世や楽しかった人生は思い出しやすいそうです。
自分の過去世を、より思い出しやすくするためのおすすめの方法を紹介します。
1.前世占いをしてもらう
一番手っ取り早いのが、前世占いをしてもらう方法です。
以前に私も口コミで人気の方に、前世占いをしてもらったことがあります。
その方は霊視や前世療法ではなく誕生日で割り出していたので、最初は信憑性がないのではないかと疑ってしまいましたが、結果を聞くと思い当たる節がたくさんあってとても楽しかったです。
前世占いの結果は、アメリカで心理学者をしていた男性、その前は中国の田舎の役所で働いていた男性とのこと。
占い師さんのご指摘の通り、当の私は心理学が好きで学んでいたこともあったし、なぜか書類を整理したり、誰が見るでもないのに整理した文書を残したりするのが好きなので、つじつまがあっていて楽しかったです。
タイミングが合えば、前世療法もしてもらいたいなあと思っていますが、簡単な前世占いも試してみてはいかがでしょうか。
「そういえば‼」と自分でも気づいていなかった性格に気づくことができるのでおすすめです。
2.夢日記をつけてみる

夢日記とは、夢で見たことを日記のように書いて残しておくことですが、これは自分の「無意識」に目を向けることができるので、とってもおすすめです。
人間の心には意識できる領域と無意識な領域があります。
精神科医で夢判断の第一人者フロイトは「心には無意識がある」ということを発見しました。
自分が意識できている部分は氷山の一角のようにほんの一部分だけで、わずか5~10%だけしかありません。
ということは無意識な領域はなんと90~95%もあり、意識していない奥底に眠っている部分があるわけです。
深層心理学においては、睡眠中に見る夢はこの無意識な部分が表層化し、意識の部分にあがってきたものです。
夢に自分の願望や、意識していない悩みが、形をかえて現れたりしますが、自分で意識して夢を覚えておこうと思っていないと、すぐに忘れてしまうものです。
たまに「私は夢を見たことがない」という方もおられますが、「見た夢を覚えておこう」と思って眠りにつくだけでも、夢を見る効果があるので一度試してみてくださいね。
夢日記に書いておくべき内容
夢日記は、メモ程度でOKです。
自分が主人公なのか、客観的にみているのか、室内なのか外にいるのか、怖かったのかリラックスしていたのか、起こった出来事や、話した言葉の内容、白黒の夢だったのかカラーがついていたか、など。
覚えていることを、単語でメモすることから始めてみましょう。
気になった事柄を夢占いでググってみるのもおもしろいですよ。
夢日記を続けているうちに、とても鮮やかにリアルな感覚の夢を見ることがあります。
覚えている内容や気になった事柄について調べてみましょう。
それは無意識からわきあがってきた、過去世の記憶かもしれません。
▼夢の中のできごとを、中学生のころから日記に書いていました。
最近はアプリのスケジュールにメモをしていて、手軽に続けられるのでおすすめです(^^♪
リアルな夢はいつもと明らかに違うので、すぐに自分でも分かりますよ。
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夢の中のでリアルに人としゃべる感覚
たまに「あ!この夢は事実だ」と思う夢を見ることがあります 夢って、二種類あるんだと思っています。 普通に、脳の整理をしながら観ている夢と、事実と繋がっている夢。 今日は夢の中で話したことはリアルな事実 ...
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3.興味があるものをさらに意識してみる

「なぜか理由は分からないけれど、とにかく好き」という感覚があります。
無意識に好きなので、最初は気づきにくいかもしれません。
たとえば年代や場所、人に注目してみましょう。
ローマ時代が好きとか、行ったことないのにイタリアが好きとか、歴史上の人物で詳しく知らないのになんとなく好きな人など。
あるいは初めて行く土地なのに、穏やかな気分になったり懐かしい気分がしたりすることもあります。
もしくは、私が自分しか見ない書類をきちんと整理するのが好きなように、自分の癖にあらわれているかもしれません。
それらは過去に居た場所や経験したことである可能性が高いといわれます。
もしローマ時代が好きならば、どの出来事に興味を持つのかローマ時代について調べてみると良いですよ。
自分の「好き」という感覚に注目してみることで、無意識に眠っている記憶を意識的にアクセスすることができます。
4.瞑想してインスピレーションを高める

瞑想すると、インスピレーションが活性化されるのでおすすめです。
過去世についてのヒントを知るためには、直観的なひらめきをキャッチすることも大切です。
最近では、瞑想することで集中力を高めたりストレスを軽減させたり、脳の働きを良くすることが知られており、グーグルなどの大手企業でも瞑想(マインドフルネスという言い方をしています)を取り入れています。
瞑想は簡単に言ってしまえば、「今」に超集中することです。
瞑想の方法はたくさんあって迷ってしまうかもしれませんが、私が瞑想を始めた頃に一番やりやすかった方法をお伝えします。
すぐに始められる簡単な瞑想

用意するもの: キャンドル、ライター
- キャンドルに火をつけます
- キャンドルから1m以上離れてあぐらをかいて座ります
- キャンドルの火を見つめることだけに意識を向けます
- 雑念がわいてきたら、雑念がわいている自分をそのまま見つめ、またキャンドルの火に意識を戻します
最初は雑念だらけで、全然違うことばかり考えている自分に気づくかもしれません。
「今日の晩ごはんは何を食べようかな。あ、今私は晩ごはんのことを考えている」と色んな想いが次々とわいてきてもそのままにします。
またキャンドルの炎のゆらめきを見つめることを意識しましょう。
ひとまずはそれで成功です。
人は一日に8万回の思考を繰り返すといわれています。
瞑想はその思考を一旦ストップさせて、「今」という瞬間に集中する方法です。
時間を気にせずトライしてみましょう。
集中力がなくなって雑念ばかりが浮かんできたら、その日は瞑想を終了します。
慣れてきたら呼吸や座り方にも注意を払いますが、まずは炎に集中することから始めると瞑想に入りやすくなりますよ。
そのほか、初めてでもカンタンにできる瞑想方法を紹介しています♬
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カンタンにできる3つの瞑想方法と瞑想のタイミング
瞑想っていざ始めてみても、これでいいのかな…って思いませんか?そんな方にお伝えしたい瞑想のあれこれです! この記事の内容 瞑想は何分間するの? 瞑想はいつするの? 瞑想法その1:キャンド ...
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5.一人旅をして内観力を高める

一人旅をすることは、瞑想状態にも似ていて自分の内側に集中できるチャンスなのでおすすめです。
一人で知らない土地を訪れたり、一人でドライブをしたりすれば、他人の動向をを気にせずに自分の時間を持つことができます。
鳥のさえずりが心地よいと感じれば、ずっとそこに居て気が済むまで耳をすますことができます。
見知らぬ風景がなんとなく気になれば、すぐに車を停めてスマホで写真を撮ることもできます。
自分はこんなことが好きだったんだと気づくことも、とことんリラックスすることも、過去世につながるヒントになります。
自分に向き合うことが目的なので、できるなら公園や川、海や山のような自然と触れ合えるような場所がおすすめです。
▼自分に合う「マイパワースポット」を見つけにいくのもおもしろいですよ(^^♪
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お元気ですか、ぷれなです! 今日は、気分をあげたいときに活用できるマイパワースポットの見つけ方です。 この記事の内容 マイパワースポットがおすすめな理由 気分をあげるマイパワースポットの ...
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過去世を知る良いタイミングがある

過去世を知るのには、良いタイミングがあります。
過去世について興味を持ったとき、自分の過去世を知りたいと思ったときこそが、まさにそのタイミング。
私自身も、「過去世を知ることで、今に良い影響を与えることができる」と本で読まなければ、再度チェコやトナックやワニについて調べることはありませんでした。
この記事を読んでくださったあなたは、まさに過去世を知る良いタイミングにきているのだと思います。
これを機会に自分の過去世を知って、素敵な毎日を送りましょう。
▼過去世で住んでいた場所を訪れた時の感覚はこちら♪
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過去世で住んでいたことに気づいた小浜島でのできごと
小浜島には今回、生まれて初めて来ました。 けれど到着した時点で、なぜか来たことがあるような気がしたんですよね。 「あれ?昔に来たっけ?」 と振り返って思い返すほど。 20年くらい前に沖縄・八重山諸島を ...
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