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いにしえの雰囲気が漂う和歌山県の熊野妙法山を歩く

熊野妙法山阿弥陀寺

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今年はたくさんたくさん遊んで、チョビっと仕事して…だったものでブログの更新がほとんどできませんでした。

とはいえ訪れたパワースポットなど残しておきたい事柄がたくさんあるので、振り返りながら書いていきたいと思います(*^^)v

さて『熊野妙法山 阿弥陀寺』については仕事で知りました。

那智大社からさらに車で15分ほど山を登ったところにあるとのこと。

那智山が大好きで、あれほど毎年通っているのに、妙法山を知らなかったので俄然興味が湧いてきます。

 

妙法山は熊野古道のかけぬけ道

熊野妙法山阿弥陀寺

境内からの眺めも最高です

まずは海抜749mの山の上にあるので『眺めがいい!』という観光的な点で惹かれました。

しかも空海さんが修行した地で、熊野古道でもあるということが分かりました。

開基は703年のこと。

唐からやってきた蓮寂上人が熊野にたどりつき、那智の滝とこの山の頂上がとても気に入って修行することにしたことがきっかけです。

蓮寂上人は毎日那智の滝で身を清め、山頂に登り、妙法蓮華経というお経を書き写しました。

妙法蓮華経を一文字書くごとに、立ち上がったり座ったりを三度繰り返す三礼を仏様にするという大変な修行です。

そして完成した妙法蓮華経を山頂に埋めて、木を彫ったお釈迦様の像をその上に立てました。

その頂上となる奥之院浄土堂には今もそのお釈迦様をおまつりしているとのこと。

 

熊野古道についてはいつかは私も踏破してみたいと思いながら…

熊野三山を目指す道がたくさんあって、どこが初心者の私でも行ける道なのか今一つ分かっていないというのが正直なところなんですよね~(*゚▽゚)ノ

さてさて、調べてみたところによると熊野詣をする巡礼者たちは、本宮大社⇒熊野川を下り速玉大社⇒那智⇒妙法山の阿弥陀寺⇒大雲取越・小雲取越を通り⇒再び本宮へお詣りして帰路につくという順番で参詣していました。

ちなみに熊野那智大社・青岸渡寺から妙法山阿弥陀寺を結ぶ道を熊野古道「かけぬけ道」と呼ぶそうです。

空海さんが修行をしていたのは815年のこと。

高野山を開く前年です。

 

奥之院に向かう途中に気づかせてもらった「自分を信じる」という心

熊野妙法山阿弥陀寺の奥之院

奥之院への入り口

今回はかけぬけ道ではなく、那智大社から車で妙法山阿弥陀寺に向かい、奥之院まで歩き、弘法大師堂を訪れるという簡単なコースです。

とはいえこの頃の私は山歩きに慣れておらずに、境内から奥之院までの往路を25分ほどかかって歩きました。

石の階段をちょっと上っただけで、もうハーハーといってしまいます(^^;

あぁ~も~しんどい。。。

疲れたー、これ行けるかな。

このあと他の神社も行きたいのに、頂上まで行けるかなー。

あんまり時間かかったら周りきれん(周れなくなる)のに、行けるかなー。

と泣き言ばっかり考えてました…( ·᷄ ︵·᷅ )

そのときふと「これではダメだ!」という強い気持ちが湧いてきます。

急にハッと気づいたように、

行けるかな…なんて考えてたらあかんわ!身体がまったくゴールに向かおうとしてないから力が湧いてないんやわ!

「行くぞ!行ける!できる!」と意思を持とう!

と心に決めました。

意を決した、という感じ。

森が持っている力に後押しされた感じです。

するとふいに身体も軽くなって、スイスイと進めました。

自分を信じることを忘れない!

そう感じた山道です。

この山道だけ、なんというか空気感がいにしえのままという雰囲気がして、とても神秘的でした。

まだ巡礼しているみんなが歩いている感じさえします。

いつの日かかけぬけ道を歩いてみたいと思っています。

「意思あるところに道は開ける」です😊

『熊野妙法山 阿彌陀寺』
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野2270

訪れた日:2022年3月24日

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